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店名 maniatis PARIS 表参道本店 電話番号 03-3498-0788 店舗住所 東京都渋谷区神宮前6-1-4 ガーデンテラス 2F 店舗までのアクセス 東京メトロ表参道駅 徒歩5分/JR山の手線原宿駅 徒歩5分 営業時間のご案内 平日/11 30~21 30 土/11 00~21 00 日祝/10 00~19 00 定休日 毎週火曜日,第3月曜日 取り扱いクレジットカード 可 カット価格 9000円 スタイリスト数 3名 席数 8席 備考 夜19時以降も受付OK/ドライカット/カード支払いOK/完全予約制 ▼表参道・青山エリアのその他の美容院 Nalu pu loa ohana to-and-fro PLACE IN THE SUN Le MUSE AKs CREATEUR Uchino INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 表参道店 Belleza suburbia persereno OASIS pas de deux 表参道ヒルズ店 HAIR HORIBE BRILLIANT gokan OMOTESANDO sophia KINGDOM アリュウル Ausdruck 青山店 L arte Of HAIR表参道店 HAYATO NEW YORK CHERISH INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 本店 COR Tributo RENJISHI AOYAMA Flair HAIR DESIGN INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE TERRACE KURASHIGE JURER Spin 青山店 SPICE 青山店 elf ATELIER FAGOT momo PLACE IN THE SUN ON ing HAIR DIMENSION 1 BEACH INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 青山ガーデン店 hair Loops MINX青山店 BarL aura by HAIR DIMENSION eizo animus Innocent kind MASHU 表参道 EartH is art INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 青山店 Angel gaff HAIR SALON nuance PLACE IN THE SUN WOOD allys etoile Luxe apish Rita PeLOTON COCO CHIC AZURA COLORS S. VITA AOYAMA da-is YOKe BLANCO ELEGANTE Gaff 青山ベルコモンズ店 hearty AOYAMA Sugar Lani hair ohana drop キュール RMX jam MINGLE スターカットクラブ Natural AOYAMA Chic 表参道店 arca
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自由の足跡 タイトル:自由の足跡 作者:なす 掲載号:2013年文化祭特別誌「色硝子」 旅立つときは、予告もしないで別れるんでしょう? 私はわかった。写真立ての中におさめられた私と彼は動かない。青や、白や、水色の花の模様に囲まれた写真は、あなたの足跡。今では自由になってしまったあなたの、自由の足跡なのだ。 座っているソファの端に体を預ける彼のゴルフバッグは、私と初めてゴルフをした時からのもの。初めて一緒にゴルフしたのは、何年前のことだろう。使われず、私を除いたすべての人間にはもう忘れ去られてしまったゴルフバッグは、ほこりでうっすら白くなっている。 つくづく思うのだ、あって当たり前のものほどなくなってからでないと気づかない、と。 あなたは、いなくなったときにその当たり前を奪っていった。吸えるはずの空気や、昇るはずの朝日や、見えるはずの色のようなものを奪っていった。 やっぱりかというように、いすに座った青年は苦笑いする。青年の前にはガラスの窓のようなものがあり、それを覗いていた。 青年は白い服装だった。白いTシャツに、白いチノ・パンツ。そして座っているいすも白かった。青年のいる空間が白かった。地面も遠近も色彩もなく、どこをとっても均質な白色の宇宙だった。 「そんな悲しそうな顔をしないでくれよ。君が来る時まで、待っているよ。そして一緒に次を待とう」そう青年は言った。青年の目はおだやかだった。 私は、自分の中から確かな生命の重さを感じている。それは、私の生命だけでなく、私とはまた異なる生命の重さだ。彼は日の出前の太陽を奪っていったが、新たな生命だけは置いていった。自分が妊娠していたことがわかったのは一ヶ月前だ。今ではもう妊娠二ヶ月くらいだろうか。 だるい体をソファから立ち上がらせ、窓の外をなんとなく覗く。時計が十二時を示す時間なだけあって、外はすっかり暗黒。何も見えない。ただの黒洞洞たる夜。私は闇を見つめる。窓には私が映っている。もし私がこの闇に吸い込まれたら、あなたには会えるのだろうか。腹のあたりに手を当てる。 こんな時間まで起きていて、私は疲れている。きっとこの生命も疲れてしまう。そもそも妊娠二ヶ月が一番疲れるのに、私は起きている。このままでは彼と私の赤ちゃんも流れてしまわないか? でも、彼はこの世を離れることで自由になった。それなら私もこの命を手放せば、自由への一歩になるの? そうすれば恐れることも、悔やむ気持ちも、全部全部、なくなるの? そう何度も問うたが、一体私にそれをする資格があるのだろうか。私には、自分の命の責任しかないわけではない。 私の視界は、悲しみで段々とかすんでくる。窓越しの自分と、窓越しの暗闇がかすんだ視界のなかで揺れる。人間は、心の処理能力が追いつかなくなると、泣いてしまうようだ。あなたがいなくなったことと、それがどういうことかを理解しようとしても無駄のようだ。 青年はひたいと鼻頭を窓につけ、目をつむって言う。 「きっとその涙も、いつかは虹になるから、どうか、どうか、間違った選択をしないでくれ。僕は 永久(とわ)の向こう側で待っているから」 あきらめかけた時、かすかな影が真っ暗な空をよぎる。鼻を窓にあて、目で追おうとする。それは二羽の鳥の、漆黒の交わりらしい。 私はその二羽の鳥に、何か大切な思い出を見出す。私はこのまま、生きよう。そうすれば彼も生きることになるのではないか。そうして私は生き続け、私の中の生命も生き続け、私はいつかあなたの足跡をたどり、私の中の生命が私とあなたの生命を生かし続ける。だから私が足跡をたどるまで、永久(とわ)の向こう側で、私を待っていて。 そういえば、前々から新聞記者の連絡先を預かっていた。明日、電話することにしよう。 ――はい。 私です。……わかりますか? ――ええ、わかりますとも。……つまり、話してくださる。そういうわけですね? はい。 ――わかりました。では、好きなようにお話ください。私は聞いております。 後日、私のもとには、取材の結果できた記事の掲載された新聞が送られてきた。彼と私の後ろから襲ってきた通り魔を、彼が取り押さえようとして逆にナイフで首を刺されてしまったことや、襲われそうになった私は妊娠していたということは載っていた。でも、彼と私の初ゴルフのことや、彼が私の指をドアで挟んでしまったことなどは載っていなかった。当然、彼のゴルフバッグのほこりを落として、クローゼットの中におさめたことも、載っていなかった。
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暗がりから タイトル:暗がりから 作者:志田 小雪 掲載号:2015年新歓号 暗がりの中には必ずお化けがいる。薄暗い夕方の学校のトイレとか、誰も遊んでいない雨の日の公園の大きな木の陰とか、そういうところには絶対にいる。やつらはぼんやりと黒くて、輪郭がない。人の形をしていることもあれば、地面についた染みみたいに見えることもある。ずっと突っ立ってこっちを見ているだけのこともあれば、後ろをゆっくり着いてきたり、時には、私のことを待ち伏せしていたりもする。 だから、暗がりに興味本位で飛び込んだりしてはいけない。すぐにやつらの餌食になってしまうだろう。絶対に、何があってもやつらを怖がらない自信がある奴だけが、暗闇でも生きていけるのだ。だから暗がりには気をつけろ。私は暗がりに食われてしまった。暗がりの怖さが分からないようなら、ぜひ、私の体験を聞いてほしい。 私がやつらに気がついたのは、ほんの幼いとき、四歳か五歳くらいの時だっただろうか。その経験は、私が初めて感じた『暗闇への確かな恐怖』であり、私がこれから話したい大きな出来事の発端でもある。あまり長くはしないから、前置きだと思って、この話も聞いていってほしい。 「寝る前にトイレに行きなさい」と、母親に言われたことはないだろうか。ほとんどの人が小さい頃に聞いた台詞のはずだ。そして幼い私もその言葉に促されて、毎晩トイレに行ってから寝るようにしていた。あの夜も、いつも通りにトイレに行って、そのまま寝室へ向かおうと思っていた。 ようやく手が届くようになったトイレの電気のスイッチを背伸びしながら押して、暖かい白熱灯が灯ったトイレに入る。トイレの蓋を開けて用を足す。ここまではいつもと一緒だった。 しかし、トイレの水を流したその瞬間、私はぱっと暗闇に包まれた。停電が起きて電気が消えたのである。夜の停電は本当に怖い。自然の明かりは、あったとしても月の光だけ。暗闇になれていない目では、少しの間、何も見えないも同然だ。ちょろちょろと流れる水の音だけが聞こえる。見えない暗闇の壁が、自分を押し潰すように迫ってくるように感じた。酷い圧迫感で息が詰まりそうになったが、そこでふと、便器の上にある小窓に目がいった。 実家のトイレには、ドアと反対側の壁の、ちょうど大人の目線の高さくらいのところに、五十センチ四方くらいの採光用の曇りガラスの小窓がついていて、昼間はそこから日光が入ってくるから、電気をつけなくてもトイレを使えるくらいだった。 停電して何もわからない中、少しでも光を探そうと、幼い私は咄嗟に小窓を仰いだのだ。しかしそれが間違いだった。そこに、奴が居たのである。曇りガラスの向こう側だから、はっきりと見えたわけではない(そもそもやつらはしっかりとした姿を持っていない)が、暗闇の中で、確かに黒くてモゾモゾと動く何かを見つけてしまった。 パニックになった私は何とかトイレから逃げようと考えたが、恐怖で体が固まって動かない。ただ奴を見つめ続けることしかできなかった。それがまたいけなかったのだ。見つめているうちに、奴が人の形をしていることに気がついた。そして奴が『こちらを凝視している』ことにも気が付いてしまったのである。黒い煙のような奴の顔の中にはっきりと、さらに暗く黒い穴があるのだ。ふにゃりと細く三日月型に曲がった小さな穴が上の方に二つ。大きく開かれた横長の楕円が下の方に一つ。私はすぐに直感した。奴は笑って私を見ている! 上の二つの穴は目だ! 笑っているんだ! 下の大きな穴は口だ! 私を食べるつもりなんだ! 奴の目は動かない。ずっと虚ろで真っ黒の三日月が二つならんで私を見ている。私は目をつむることもできなくなった。つむったら次の瞬間、きっと食べられてしまうからだ。ただひたすら、モゾモゾと蠢く奴の動かない目を、開いた口をじっと見ていた。 どのくらいの時間そうしていたのだったか。私にはひどく長く感じたが、きっと三分も経っていなかっただろう。懐中電灯を探し当てた母親が、トイレの扉を開けた。母の顔を見た私は安堵感から立っていられなくなり、母にしがみついてへたりこんだ。慌てて「ごめんね、懐中電灯が見つからなくて」と謝る母に、何とか奴のことを説明しようとしたが、声がでなかった。それでとりあえず、震えながら窓を指差した。母が懐中電灯を窓の方に向ける。しかしそこには、夜の暗がりがあるだけだった。 最後、母が現れてからが随分と説明的で申し訳ない。実はその辺りのことを、私もよく覚えていないのだ。この話をすると、奴の顔ばかり鮮明に思い出されていけない。まあしかし、この経験が私とやつらの出会いというわけだ。それが大事なんだ。 そう、この後から、私はやつらのことをよく目にするようになった。それまでは全く見なかったのに。 やつらは朝だろうが昼だろうが構わず、ほとんど全ての暗がりに現れた。よく晴れた日、ビルとビルの間のごみ捨て場にたむろしたり、曇りの日に、コンクリートの塀の向こう側の小さな陰から私をじっと見つめたりした。夜、カーテンの隙間から滑り込んできて、私の狸寝入りの寝顔を一晩中眺めていたこともあった。私は常に暗がりに怯えながら子供時代を過ごした。 しかしやつらのことを人には話さなかった。いやまあ、小学生のころに少しは喋ったかもしれないが、十歳になるころにはもう、やつらのことは自分の中でタブーと化していた。年を取るにしたがって、やつらのことは人に話してはいけない類いの事なのだということに気がついたからだ。わかるだろう、お化けが見えるなんてずっと言っていたら、笑われるどころではなく痛い子扱いされてしまう。私はみんなから仲間はずれにされないように、親にも心配をかけないように、やつらのことはずっと黙っていた。 打ち明けられない恐怖を抱え込んだ私は、それを何とか消化するべく、やつらから身を守る方法を人知れず探した。「神社の中には現れない」とか、「お経を唱えればいなくなる」とか。しかしどれもやつらには効かず、私の気休めにもならなかった。ただ、一つだけ、私を、この永遠に続くと思われた恐怖から助け出してくれたものがあった。「怖がらなければ、お化けは何もできない」というものだ。 そうか、やつらを見ても「怖い」と思わなければいいのか。きっとみんなそのことを知っているから、普段暗いところを怖がらないんだ。 そのことに気が付いたのは小学校の六年生のころだった。それから中学、高校、大学と、成長していくにつれて、私のやつらへの恐怖心は薄くなり、それと同時にやつらは姿を見せなくなっていった。「小さいころはいろいろ見えた」なんて自慢する奴がときどきいるが、まあまさにそんな感じだろう。かくいう私も、社会人になって飲み会なんかするときは、やつらの話を酒の肴にしたこともあった。そんな風に話す時以外は、やつらのことなんて気にもしなかったし、そんなものが居たことなんか、すっかり忘れていた。それから、普通に働いて、普通な女性と出会って、成り行きで結婚した。このあたりのことは、別に言うまでもないだろう。じゃあなんで話したかって? ちゃんと意味があるからだ。これがやつらとの『一時の』別れだったんだ。 さあいよいよ本題だ。初めから話すから、ちゃんと最後まで聞いてほしい。 歳が三十を回って、娘ができた。日に日に成長していく娘の姿は愛おしく、所謂「親バカ」並みに可愛がった。今でもあの子のことを思い出して、苦しく思う。 ちょうどあの子が小学校に入学した年だった。或る日、あの子は新品の赤いランドセルを背負って、朝、学校に行ったきり、夕方遅くになっても帰ってこなかった。夏に向けて日が伸びているとはいえ、あたりはもう薄暗くなっていた。娘の友達の家に電話をかけたが、どの家にもいないという。 私は慌てて探しに出かけた。警察に届けるという考えは、その時浮かばなかった。いつも行っている公園、学校の周り、一番仲のいい子の家のそば、心当たりのあるところは全てまわりつくした後も、町中を駆けずり回った。そして最後に、町のはずれの小さな林の前に辿り着いた。小さいとはいうものの、中は草が生え放題で陰鬱としていて、犯罪の温床となるからと言って、もうすぐ切り払われるところだった。そんな所にいてほしくはなかったが、あと探せる場所はそこしかなかった。 私は草に分け入って林の中を必死に探した。日はすっかり沈み、街灯も少ない町はずれはすっかり真っ暗だった。同じ場所を行ったり来たりしているような気がした。暗い林が、私を押しつぶしてしまうような圧迫感を感じた。ただ、娘を探すことだけは止めなかった。暗闇の中で、私が草をかき分けるざわざわという音だけが聞こえていた。 自分がどこにいるのか完全に分からなくなった頃、私はようやく娘を見つけた。ピカピカの赤いランドセルが暗闇の中でやっと見えた。娘は草むらの中に突っ伏していた。草のついたスカートから覗く足は、まるで血が通っていないような土気色をしていた。そして驚くことに、娘の周りにやつらがいた。 やつらは十体くらいで娘をぐるっと取り囲んでいた。大きさはたぶん小学校低学年の子供くらいだったと思う。毛布をかぶってお化けのまねをしている子供の影のような形をしていた。そいつらが、娘の周りをひょこひょこと跳ねるように回りながら、まるで細い葉が擦れるみたいな音でシシシと笑っていたのだった。 私はぎょっとして立ちすくんだ。久々に見るやつらを前に、完全に足がすくんでしまった。だんだんとやつらの円は狭くなって、娘に近づいていく。しかし私はどうすることもできずにただ立ち尽くしているだけ。何度、自分の足に「動け!」と叱咤したことだろう。何度、「怖がるな!」と自分に言い聞かせたことだろう。だが、そうしているうちにもやつらは娘に近づき、群がり、ひしめき合った。そして私の目の前で、娘を包み込み、娘と共に消えてしまったのだ。 一瞬だった。やつらがちょうど娘にぴったりすり寄った時、十体程いたやつらが一つの輪っか状に繋がった。そして、黒いシートが覆いかぶさるように娘に飛び掛かった。そして娘と一緒に『消えた』。もぞもぞと動いたかと思ったら、雪解けを早送りするみたいに、娘ごと溶けてなくなった。 何が起きたのか分からなかった。私はその場に倒れこんだ。やつらの気味の悪い笑い声が、まだ聞こえていた。 そのあとのことは良く分からないが、目が覚めると私はいつもの布団の中にいた。昨夜のことがまるで夢のように思われたが、目を覚ました私に気が付いた妻が、様々なことを説明してくれた。娘が居なくなったままであることや、近所の人が夜に入っていく私を不審者だと思い通報したために、警察が林の中で気を失っている私を発見し、保護されたのだということ、それから、警察に娘の捜索願を出したこと。それらを、私は夢うつつな状態で訊いていた。聞こえてはいるのだが、何も頭に入ってこなかった。何度も聞き返して、私がようやく理解したころには、妻も私もひどく疲弊していた。 ひどく憔悴したまま、その日の夜を迎えた。私は、やつらがまた出てくるのではないかと心配したが、私が床に就くまでの間は一度も現れなかった。しかしそのあとが問題だったんだよ。 私は夜中にトイレに起きてしまったんだ。恥ずかしい話だが、娘のこともあって再び暗闇が怖くなった私は、寝室、廊下、階段と、通るところすべての電気をつけっぱなしにしながら、トイレへと向かった。そしてトイレに入った瞬間、あの時――やつらと初めて出会った時と同じことが起こってしまった。そう、停電だよ。 すがるように点けていった電気がすべて消えて、私は暗闇の中に一人取り残された。「あの時と一緒だ!」と私はすぐに直感した。暗闇の壁が迫ってくる。いたるところからやつらの気配がする。私は自分の呼吸が荒くなっているのを感じた。 しかし前とは違うことがあった。私たち家族はマンションに住んでいて、トイレに窓がない。だから窓越しにやつを見てしまうことはないのだ。少し勇気づけられた私は、小さく深呼吸をして、懐中電灯を探すためにトイレをでた。そこで、聞こえるはずのない声を聞いてしまった。 「パパ、はやくきて」 まぎれもない娘の声だった。 「くらくてこわいの。はやくきて」 娘は泣きながら、私に助けを求めていた。とても小さな声だったが、はっきりと聞こえた。私は我を忘れて娘の声の出どころを探した。小さな声を慌ててたどった。 その声は娘の部屋から聞こえているようだった。私はなんだか怖くなって、慌てて懐中電灯を取りに居間まで引き返した。その間もやつらの音や気配はあったが、姿を見ることはなかった。深呼吸してもう一度、娘の部屋の前に立つ。静かにドアノブに手をかけると、ゆっくりと引き開けた。 まだ泣き声が聞こえる。どうやら、クローゼットの横にある姿見のあたりから聞こえるようだった。 「パパ、こっち、くらいから、はやくきて」 さっきよりも声が大きく聞こえる。わたしはそっと姿見の手前当たりを照らした。別に何もいないし、何もない。私は少しほっとして、胸を撫で下ろした。しかし 「もっとこっちだよ、はやく」 娘の声は消えない。少し怒っているようにも聞こえた。私は固く目を瞑ると、そろりと、震える足を踏み出して、姿見の前へと歩を進める。その間も娘の声は聞こえ続けていた。 「こっち、こっちにはやくきて」 姿見の真ん前に立ち、懐中電灯を姿見に当てて目を開いた瞬間、私は恐怖した。 娘の声に気を取られるあまり、背後に気づかなかった。姿見には、恐怖に立ち尽くす私の姿と、その後ろから押し寄せる、大量のやつらが映し出されていたのだった。いつの間にか、娘の声は聞こえなくなっていた。聞こえるのは、暗闇のような無音だけだ。どんどんやつらは私の前に回り込んで、私にしっかりしがみついた。ついには顔にもやつらがくっついて、視界も暗闇に占領された。やつらはついに、私を捕まえたのだ。 それからは良く知らない。きっと娘が包み込まれ、消えたように、私もやつらに飲み込まれたのだろう。そして今は知っての通りだ。こうして『暗がり』から、君に話しかけている。見た目はすっかりやつらの仲間だが、私は決してやつらの味方なんかではない。まあでも、君から見れば、きっと私もやつらも同じだろうな。しかし私は、私の話を聞くことで、一人でも多く、やつらから逃れてほしいと思っている。本当だ。 しかしまあ、こういう話をしているとやつらは必ず寄ってくる。悪いね、別に君をやつらに食わせようと思ったわけではないんだけれど。ほらもう、そこの机の下に、扉の向こうに、ゴミ箱の後ろに、ああ、君の後ろにも。 暗がりには、絶対気をつけろよ。もう遅いかもしれないが。
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店名 PlusLounge 電話番号 03-3401-5155 店舗住所 東京都渋谷区神宮前2-32-3ニチハタビル4F 店舗までのアクセス JR原宿駅・千代田線・副都心線明治神宮前駅 徒歩7分/メトロ表参道駅 徒歩10分。竹下通りを抜け明治通りに出た(ムラサキスポーツ、KDDIビルの)信号を左折し、明治通り沿い二つ目の歩道橋のある信号向かいにディーゼル(洋服)のビルがあります。向かってディーゼルの右隣2軒目のビル4Fです。4Fにはガラス張りのラウンジスペースに見える丸い照明とピンクのカーテン、Plus Loungeのロゴが目印です 営業時間のご案内 火~金/11 00~22 00(カット最終受付20 30)土日祝/11 00~20 00(カット最終受付18 30) 定休日 毎週月曜日 取り扱いクレジットカード VISA、MASTER、JCB、AMEX、DC、SAISON、NC、UC、DC、J-Debit カット価格 6300円 スタイリスト数 2名 席数 5席 備考 4席以下の小型サロン/夜19時以降も受付OK/ロング料金なし/ドライカット/デジタルパーマ/一人のスタイリストが仕上げまで担当/パーティーメイク・セット/朝10時前でも受付OK/ドリンクサービスあり/カード支払いOK/女性スタッフが多い/完全予約制/個室あり/お子さま同伴可 ▼原宿のその他の美容院 Life BLESS EXTENSION DIAMO MINX原宿店 hair&make halo apish treat coup-de-vent BACCHUS Tierra pas a pas 3 Little birds LeClub 原宿 MEGA TREND H eitf FORTE原宿店 晴屋 TAYA INTERNATIONAL 原宿 AXCELL GROOVE aJyu MASHU 原宿 COKETH EXTENSION Q9 -harajuku- gift Real green mille-fille ELLE et MOI column BLITZ by La Fiesta brisa 2030 VINGT-TRENTE Loop SHIN 表参道 Hair&Make Watanabe HAIR DRESSING Cura BLANCO CASUAL Siren.ex PERMS HAIR81 HYSTERIA 原宿店 Vivo Ratia sherbets BLANCHE ARTISM PATORA 原宿 anny hair DETECT figurista カラム・ナチャ Laheart PiCaSSo FACTORY MINX central marble m2 PEEK-A-BOO
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店名 hearty AOYAMA 電話番号 03-5766-1600 店舗住所 東京都港区北青山3‐12‐9 花茂ビル6F 店舗までのアクセス 表参道駅B2出口より徒歩1分。地下鉄各線「表参道」駅B2出口を出て渋谷方面へ徒歩1分。南青山五丁目交差点すぐ。花茂ビル(1Fが花屋)の6Fにあります。 営業時間のご案内 9:00~21:00(カット最終受付20:00) 定休日 なし 取り扱いクレジットカード 不可 カット価格 ¥2100~ スタイリスト数 48人 席数 27席 備考 15席以上の大型サロン/夜19時以降も受付OK/ロング料金なし/ドライカット/デジタルパーマ/一人のスタイリストが仕上げまで担当/朝10時前でも受付OK/最寄り駅から徒歩3分以内にある/女性スタッフが多い ▼表参道・青山エリアのその他の美容院 Nalu pu loa ohana to-and-fro PLACE IN THE SUN Le MUSE AKs CREATEUR Uchino INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 表参道店 maniatis PARIS 表参道本店 suburbia persereno OASIS pas de deux 表参道ヒルズ店 HAIR HORIBE BRILLIANT gokan OMOTESANDO sophia KINGDOM アリュウル Ausdruck 青山店 L arte Of HAIR表参道店 HAYATO NEW YORK CHERISH INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 本店 COR Tributo RENJISHI AOYAMA Flair HAIR DESIGN INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE TERRACE KURASHIGE JURER Spin 青山店 SPICE 青山店 elf ATELIER FAGOT momo PLACE IN THE SUN ON ing HAIR DIMENSION 1 BEACH INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 青山ガーデン店 hair Loops MINX青山店 BarL aura by HAIR DIMENSION eizo animus Innocent kind MASHU 表参道 EartH is art INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 青山店 Angel gaff HAIR SALON nuance PLACE IN THE SUN WOOD allys etoile Luxe apish Rita PeLOTON COCO CHIC AZURA COLORS S. VITA AOYAMA da-is YOKe BLANCO ELEGANTE Gaff 青山ベルコモンズ店 Belleza Sugar Lani hair ohana drop キュール RMX jam MINGLE スターカットクラブ Natural AOYAMA Chic 表参道店 arca
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店名 COR 電話番号 03-3868-3306 店舗住所 東京都渋谷区神宮前3-20-15 中野ビル1F 店舗までのアクセス JR原宿徒歩7分/東京メトロ明治神宮前徒歩5分 営業時間のご案内 平日/12 00~21 30(最終受付カラー・パーマ19 00/カット20 00)土曜日/11 00~20 00(最終受付カラー・パーマ18 00/カット19 00)日・祝日/11 00~19 00(最終受付カラー・パーマ17 00/カット18 00) 定休日 毎週火曜日、第3月曜日 取り扱いクレジットカード VISA MASTER JCB AMEX DINERS カット価格 ¥6825 スタイリスト数 4人 席数 8席 備考 夜19時以降も受付OK/ドライカット/カード支払いOK/完全予約制 ▼表参道・青山エリアのその他の美容院 Nalu pu loa ohana to-and-fro PLACE IN THE SUN Le MUSE AKs CREATEUR Uchino INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 表参道店 maniatis PARIS 表参道本店 suburbia persereno OASIS pas de deux 表参道ヒルズ店 HAIR HORIBE BRILLIANT gokan OMOTESANDO sophia KINGDOM アリュウル Ausdruck 青山店 L arte Of HAIR表参道店 HAYATO NEW YORK CHERISH INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 本店 Belleza Tributo RENJISHI AOYAMA Flair HAIR DESIGN INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE TERRACE KURASHIGE JURER Spin 青山店 SPICE 青山店 elf ATELIER FAGOT momo PLACE IN THE SUN ON ing HAIR DIMENSION 1 BEACH INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 青山ガーデン店 hair Loops MINX青山店 BarL aura by HAIR DIMENSION eizo animus Innocent kind MASHU 表参道 EartH is art INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 青山店 Angel gaff HAIR SALON nuance PLACE IN THE SUN WOOD allys etoile Luxe apish Rita PeLOTON COCO CHIC AZURA COLORS S. VITA AOYAMA da-is YOKe BLANCO ELEGANTE Gaff 青山ベルコモンズ店 hearty AOYAMA Sugar Lani hair ohana drop キュール RMX jam MINGLE スターカットクラブ Natural AOYAMA Chic 表参道店 arca
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店名 apish 電話番号 03-5766-3605 店舗住所 東京都渋谷区神宮前6-13-3 店舗までのアクセス JR原宿駅 徒歩8分/地下鉄千代田線明治神宮前駅 徒歩5分。ラフォーレ原宿とGAPのある交差点から、ジョナサン側に渡り表参道を青山方面へと進むと右手にブルガリがございます。その角を右に曲がり直進すると、左手にDKNYがございますので、そこを右に曲がってすぐに(1本目の道)を左に曲がり、少し進むと右手にガラス張りの建物が見えてきます。そこがapishです。 営業時間のご案内 火水土/11:00~21:00(カット最終受付20:00) 木/11:00~20:00(カット最終受付19:00) 金/12:00~21:00(カット最終受付20:00) 日祝/10:00~19:00(カット最終受付18:00) 定休日 毎週月曜日 ※12月は無休で営業しております。 取り扱いクレジットカード 全て可 カット価格 6500円~ スタイリスト数 13人 席数 23席 備考 15席以上の大型サロン/夜19時以降も受付OK/ロング料金なし/ドライカット/デジタルパーマ/一人のスタイリストが仕上げまで担当/パーティーメイク・セット/ドリンクサービスあり/喫煙OK/カード支払いOK/男性スタッフが多い/女性スタッフが多い/完全予約制/お子さま同伴可 ▼原宿のその他の美容院 Life BLESS EXTENSION DIAMO MINX原宿店 hair&make halo figurista treat coup-de-vent BACCHUS Tierra pas a pas 3 Little birds LeClub 原宿 MEGA TREND H eitf FORTE原宿店 晴屋 TAYA INTERNATIONAL 原宿 AXCELL GROOVE aJyu MASHU 原宿 COKETH EXTENSION Q9 -harajuku- gift Real green mille-fille ELLE et MOI column BLITZ by La Fiesta brisa 2030 VINGT-TRENTE Loop SHIN 表参道 Hair&Make Watanabe HAIR DRESSING Cura BLANCO CASUAL Siren.ex PERMS HAIR81 HYSTERIA 原宿店 Vivo Ratia sherbets BLANCHE ARTISM PATORA 原宿 anny hair DETECT PlusLounge カラム・ナチャ Laheart PiCaSSo FACTORY MINX central marble m2 PEEK-A-BOO
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店名 DETECT 電話番号 03-3403-1750 店舗住所 東京都渋谷区神宮前4-32-12ニューウェーブ原宿2F 店舗までのアクセス JR原宿駅5分/東京メトロ明治神宮前駅2分。JR原宿駅を出て、表参道を青山方面に歩くと明治通りとの交差点にGAPがあります。そこから明治通りを新宿方面に50mほど歩いた所の白い8階建てのビルの2階です。向かいのH Mが目印になります。東京メトロ明治神宮前駅5番出口を出て、信号をGAP側に渡り、明治通りを新宿方面に50mほど歩くとLHPと言う洋服屋があります。そのビルの2階です 営業時間のご案内 月曜日~金曜日 11 00~21 00(カット最終受付20 00)土曜日 11:00~20:00(カット最終受付19:00)日・祝日 11:00~19:00(カット最終受付18 00) 定休日 毎週水曜日 (祝祭日の場合は祝日時間にて営業) 取り扱いクレジットカード VISA・JCB・NICOS・UC・マスター・UFJ・ダイナースクラブ・アメックス カット価格 5770円~ スタイリスト数 9名 席数 25席 備考 15席以上の大型サロン/夜19時以降も受付OK/ドライカット/デジタルパーマ/パーティーメイク・セット/最寄り駅から徒歩3分以内にある/ドリンクサービスあり/カード支払いOK/男性スタッフが多い/お子さま同伴可 ▼原宿のその他の美容院 Life BLESS EXTENSION DIAMO MINX原宿店 hair&make halo apish treat coup-de-vent BACCHUS Tierra pas a pas 3 Little birds LeClub 原宿 MEGA TREND H eitf FORTE原宿店 晴屋 TAYA INTERNATIONAL 原宿 AXCELL GROOVE aJyu MASHU 原宿 COKETH EXTENSION Q9 -harajuku- gift Real green mille-fille ELLE et MOI column BLITZ by La Fiesta brisa 2030 VINGT-TRENTE Loop SHIN 表参道 Hair&Make Watanabe HAIR DRESSING Cura BLANCO CASUAL Siren.ex PERMS HAIR81 HYSTERIA 原宿店 Vivo Ratia sherbets BLANCHE ARTISM PATORA 原宿 anny hair figurista PlusLounge カラム・ナチャ Laheart PiCaSSo FACTORY MINX central marble m2 PEEK-A-BOO
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店名 KURASHIGE 電話番号 03-5772-6771 店舗住所 東京都港区北青山3-3-13 2F 店舗までのアクセス 地下鉄表参道駅A3出口を出て、青山通りを渋谷を背にして外苑の方向に歩き、4分位歩くと歩道橋につきますので左側の2Fを見上げて下さい。ビル正面からの階段で上がってきて下さい。 営業時間のご案内 平日/11 00~21 30(カット最終受付20 30) 土/10 00~20 00(カット最終受付19:00) 日祝/10 00~19 30(カット最終受付18 30) 定休日 毎週火曜日 取り扱いクレジットカード VISA、JCB、AMEX、NICOS カット価格 6825円 スタイリスト数 10人 席数 24席 備考 15席以上の大型サロン/夜19時以降も受付OK/ドライカット/デジタルパーマ/パーティーメイク・セット/ドリンクサービスあり/カード支払いOK/男性スタッフが多い/女性スタッフが多い/完全予約制/個室あり/キッズスペースあり/DVDが見られる。 ▼表参道・青山エリアのその他の美容院 Nalu pu loa ohana to-and-fro PLACE IN THE SUN Le MUSE AKs CREATEUR Uchino INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 表参道店 maniatis PARIS 表参道本店 suburbia persereno OASIS pas de deux 表参道ヒルズ店 HAIR HORIBE BRILLIANT gokan OMOTESANDO sophia KINGDOM アリュウル Ausdruck 青山店 L arte Of HAIR表参道店 HAYATO NEW YORK CHERISH INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 本店 COR Tributo RENJISHI AOYAMA Flair HAIR DESIGN INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE TERRACE Belleza JURER Spin 青山店 SPICE 青山店 elf ATELIER FAGOT momo PLACE IN THE SUN ON ing HAIR DIMENSION 1 BEACH INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 青山ガーデン店 hair Loops MINX青山店 BarL aura by HAIR DIMENSION eizo animus Innocent kind MASHU 表参道 EartH is art INTERNATIONAL HAIR CLINIC A・ONE 青山店 Angel gaff HAIR SALON nuance PLACE IN THE SUN WOOD allys etoile Luxe apish Rita PeLOTON COCO CHIC AZURA COLORS S. VITA AOYAMA da-is YOKe BLANCO ELEGANTE Gaff 青山ベルコモンズ店 hearty AOYAMA Sugar Lani hair ohana drop キュール RMX jam MINGLE スターカットクラブ Natural AOYAMA Chic 表参道店 arca
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